“テクノロジー革命”という書名だと思ったら、テクテクノロジーでした!スローさをかけてあるんですね。読み進めてて途中でようやく気づいた。
金利の計算には産業革命前の4000年間で世界の経済は100%の成長をした。40年かかって1%なので、実感はなかっただろう。産業革命以後に経済成長という考えそのものが発明されたわけで。
そっそっか~。”ケイザイセイチョウ”という単語もIndustrial Revolution(1763~)からの、たったの200年の概念に過ぎない。
経済を大きくしていけばしていくほど人は忙しくなっていく。人がどんどん消費を大きくしないといけない、その消費を補って余りある収入を稼がないといけない。
うんうん、わかっちゃいるけど人になんて説明すればいいのか、自分では説得力がなくて。書いてもらえるとありがたい、そのまま引用させてもらお=3
自己犠牲が大きすぎると人は攻撃的になり、周りの人が遠ざかり焦ってしまう。一般の動かない人に対して怒りの矛先が向いてしまったり。真面目に世の中を考えた人ほど挫折
学生運動の経験から。
(日本は)封建時代が長かったから物事を身分で捉える文化が色濃く残った。
(藤村卿は)小松に勤めていた。勉強してきた内容も生活スタイルも趣味も同じで発想だけ違うということはありえない。
ゴフゥっっ。ほんそれ~ほんそれ~~。同じ生活をしていて飛び抜けたアイデアが生まれるワケがない。
32歳で結婚した。妻は何度か流産を繰り返し最終的には胎児が子宮の中で癌細胞化。逗子の海辺に暖かい家を設計して建てて住まわせ音楽大学の講師もやめた。四年後に子供ができたがアレルギーが。軽い喘息症状。喘息なんて四日市か川崎にしかないと思っていたのでびっくりした。
超音波加湿器 超音波振動市付近で湿度が高くなると微生物が繁殖しやすい状況ができ霧と一緒に微生物の吹き出してしまう。
3万で非電化冷蔵庫
捨てられているペットボトルを集めて水道の水でも池の水でもいいから入れて墨汁を一滴垂らすだけ。墨汁は200ミリリットルで足りる。黒い水を入れたペットボトルを並べて木製の箱に入れれば3万円以下でできる。すごく便利にするよりちょっと不便だけど安い。
そうか! “黒塗りの容器”は作るのも集めるのも大変だけど、フツーのペットボトルを使って黒水を入れれば…!!
人が「欲しい」というものは本当はそれではないのかもしれない
発明家として駆け出しの時は三晩も寝ないということはありものすごく辛い作業だったが今は自分の中にテーマを30でも同居させて焦らない。そのうち10の声が聞こえてくる.
メーカーが製品を開発する場合には客が具体的に欲しいものを提供すればすぐ売れるから人数からの発送で良い。だけど発明家は人数よりもっと根底にあるものを探り当てて行かなくちゃいけない。exモンゴルで最初はテレビが欲しいと住民は言っていたが非電化冷蔵庫を絵に書いてみせると全員が冷蔵庫が本当は欲しい
その物を知らなかったら、概念に気付いていなかったら、欲しいものすら正確には願えない。その、まだわかっていないことを把握しようとする必要性がある。
copy leftという概念
昔は特許出願してから権利化するまで7年かかった。世界一遅かったけど今は42日。
コピーレフト 公表しちゃうから誰も権利化できない
クリエイティブコモンズ
初めて知りました。成程、誰もが使えるようにするためにはコピーレフト化してなきゃいけないのね。じゃないと、二番手が権利申請して独占してしまうかもしれない。
自給自足というのは誰でもできる話じゃない。まずは体が頑強じゃないといけないし。
身体が健康なこと以外に特に取り柄がないような私にとっては、これは明るい話でした。”私だからできるコト”の一つはコレかもしれない…。
なぜタイニーハウスやヒッピーはアメリカから起こるのか
アメリカにも暮らしましたが日本に比べてアメリカには底力があって、さっさと生活を転換している人たちの厚い層があるんです。
世界がパニックになった時に「そうか山田さんのようにやればいいのか」と生きた具体的な実例があれば。その時に備えて、ひっそりやらないでアピールしながらやってくれ。選択肢として取り上げられるように。
新しい考えってイギリスやフランスから生まれてそうだけど、多くの人が実行するのはアメリカって感じあるな~。それは風土もそうだけど、やっぱり”使っていい土地”が豊富だからじゃないかな。んー、でもそしたらどうしてロシアでは盛んではないのだろう?アナスタシア族はいっぱい増えてるはずだけど、報道されないだけかな。
農薬と化学肥料と大型機械を使わないと農業はしんどい。なぜか。農業の機械化と農薬と化学肥料以外の発明は農業の世界では50年前に完璧に停止しているから。
目がテン! そっか~。資本主義なので「売れない」事業は発展がストップしてしまうんですよね…。
創造性は生まれつきの才能ではない
自主的にやっていると言う通りにやっているのは面白くないという子が出てくる。主体性の芽生え。創造的に振る舞える場を与える。創造性は持って生まれるものではなくそういう風にして初めて養われるもの。そして汗かいて努力したら何かが実現できたという達成感で感動する。
競争が人のエネルギーを生み出す唯一のものではない。
環境次第ということでは?創造性が培われるところで生まれ育ったらいいけど、そうじゃない99%の人は…大人になってから自分でそういう環境を自分の周りに作るしかない。
親の念力
この頃の親は「好きなことを全力で応援するから」と口では言うが「本当はこうだといいんだけど」と念力で伝えている。
めっちゃそうですね、えぇ。。。でも、そうでない親であれてる人って存在するの?見たことない。シュタイナー教育や、インターに通わせてる家庭界隈では存在するのかしら。。
親の念力がなさそうな方でもそれなりにはあるし。ヤマザキマリさんや、梅原大吾
さんは逆に「好きなこと(=普通の人とは違うこと)をしなさい」という圧力を受けて育った方ですし。

“弱い”(と揶揄される)人が陥るパターン
多くの人たちは自分たちの能力が足りないから運が悪いから努力が足りないから今の社会で自分は良い状況にいないんだと捉えているがそれは違う。感受性が強くひ弱な性質の人達が今日今日の競争社会で落ちる必然的なパターンがある。そういう前提の中でどれくらい自学に取り組まれているかを理解
まさに私、自分が仕事できないからニートなんだと思ってるのだが、絶対に陥るパターンと言われればそうな気が。じゃぁ、そこからどう抜け出せばいいの? 藤村氏に教えを請いに非電化村まで行くってのはなんか違う気がする。氏は全部公開して書いてくれてるはず。読んで、自分で考えること。そして「抜け出さなければいけない」というのが、そもそも間違っているのかもしれないね。
法則というのは単純化していくこと。単純明快ではないもの雑として排除してしまう。 貧困が全ての原因だ? 先進工業化していけばいいとなってしまう。先進工業国がそうなり得たのは後進国という犠牲があったからなのに。豊かさというのは人の労働を奪い取ることができるという立場だからでそれは常に相対的な話である
みんなが先進国になって皆がお金持ちになるのは幻想でしかない。常に貧乏人と金持ちが対立していないと資本主義は成り立たないので。
ということは、ベーシック・インカム後の世界っていうのは今とは全然別物のセカイになるんだろうなぁ。
藤村氏:日本では重症のストレスを抱える人は3000万人いるそうだけど、私の推定ではナイジェリアには一人もいない。自殺する人もいないだろうし学校でのいじめもないだろうし登校拒否の子供もいないだろう。暖かいから一年中バナナがなっていて失業率6割だからといって飢え死にする人はほとんどいない。
イタリアのようじゃ~。伊には精神病院がないそうです(ホンマ?)
ナイジェリアでは魚を取ってくると女性が燻製にする(暑さでダメになる前に)。小屋の中で直接薪で燻す。火加減が重要なので24時間監視をする。50過ぎの女性は半失明状態。30代で胸をやられる。
非電化は否電化にあらず秘伝化せず
地域自給率を高くすれば郵送料を激減できる。フードマイレージを
「オール電化住宅にした?じゃあ原発が好きなんですね」と言うと皆むっとします。だから私はオール非電化住宅を作って見せるつもりなのです。みんな私と同じにするべなんてことを言いたいのではなくて、見た人が「なるほどこれだけの選択の幅があるのか」 と気づいてくれれば。
辻「好きなことが育まれない社会なんですね。自分が何を好きなのかすらわからなくなってしまった社会」
「色んなものを作ってみるのがいいですよ。生きていくことの人間の基本的な活動はやはり生産。生産は切り離してしまうとなかなか好きなことが見つかりにくくなってしまう」生み出すのは難しくても真似るのは簡単。作る人が20年かかったことを真似るなら2年で同じレベルに追いつけます。そこには何の才能も必要がない。
仲間作りが21世紀のビジネス
アッ最後に耳が痛い~? でも、この仲間ってリア充とはまた別なんですよねb
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