読んで良かった度★★★★☆インディ・ジョーンズの映画見といてから読むほうがいいよ!
タイトルだとわかりにくい
海賊アドベンチャーモノなのに、なんで「南海」冒険なのかわからなかったです。
児童向けだからタイトルに「海賊大冒険」とするのはマズいんでしょうけど(アレッ海賊王ONE PIECEはいいのか…)
「のび太と七つの海の大冒険」とかじゃ駄目だったんかなぁ?
南海って言ったら東海地方大地震? 南海トラフ?って想起しちゃうんやけど^^;
和歌山県の南海電鉄とか(笑)
藤子・F・不二雄先生の死後の作品
この第18作である南海大冒険は
藤子プロダクションの萩原伸一(はぎわらしんいち)さんが描いています。
1998年の作品だから、藤子F不二雄先生当時65歳だもんなぁ。藤子先生は1996年に62歳で亡くなられていたのですね。
若すぎる死ではないけど現代だとまだ死の準備ができる年でもないですね…(:_;)
あわわ、作品の印象って忠実なものですね💦
わたし、第17作のねじ巻きシティ冒険記を先に読んだのですが、
「巻末を見ると藤子・F・不二雄先生本人の名前しかないのだが、
絶対本人はこの作で筆を取ってないと思う。
全編にわたりしずかちゃんの顔のバランスが崩れてておかしかったし、
話も下品だしワクワクが足りない。アイデアだけだして、病気療養中か何かだったのでは。」
と感想書いたのですが、wikipedia読んだらまさにその通りだった。ひょええぇぇ
ねじ巻き都市のP62を描いている途中に亡くなったという。
萩原さんの描くキャラの表情
藤子先生本人の描き方以上に大袈裟で面白いです!でも崩れてない。あ、でもしずちゃんだけ変だったかな。
あと全体的に登場人物の横幅が増してるかな(笑)
ドラえもんの顔ww
のびたのしかめっ面w
他の描き手さんでもだいたいしずちゃんがおかしいし、しずちゃんの顔って描くのすごく難しいのかな。
それとも、唯一の女性・ヒロインで重要な役どころだから、ちょっとのズレでも読み手が気づきやすいものなのかしら。
なんかこのジャイアン色っぽくてかっこいいですね///
あとスネ夫もだけど全体的に寸詰まりで「児童感」をより出した描写だなぁ。
海賊の大砲に詰まっちゃってるドラえもん可愛い❤
インディ・ジョーンズネタ
原題ではインディアナ・ジョーンズ(Indiana Jones)ということを知ったのは一昨年である💦
IndiはIndianaの愛称だそうで。日本でインディアナそのままにすると女性が主人公かと思わせるから変えたのかなあ。
インディ・ジョーンズの映画4部作の中の第一作目、
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』に洞窟の中で医師に追いかけられるシーンが出てきますね。
アニメED歌詞通りに
あったまテッカッテーカ、冴~えてピッカッピーカ♪そーれがどおしーたーボクどらえーもんー♪
「光あふれる時、扉開かれ…」と宝の地図に書いてあった通りになる。
これもインディジョーンズの『失われたアーク』内で出てくるのかな? これはどのシーンだったか思い出せない💦また見返したら追記します。
リバイアサン(海の怪物)
リヴァイアサンってったら、聖書に出てくるの最後にして最悪の魔獣というより
私にとっては
哲学の教科書のトマス・ホッブズなんですが・・・。
高校生の時(というか今もですがw)哲学の授業なんてさっぱり意味がわからず
夢中になる人に引け目を感じていました。
なんで哲学onlyなの?!精神世界や宗教じゃだめなの?仏教だったら宗教じゃなくフィロソフィー(哲学)って言われてるし、
だいたいどれでも大きくは言ってること一緒だしどれでもいいじゃん。
「この中から自分にピンとくるのを学んでね」っていう選択式だったら良かったのになぁ。
改めて、ドラえもんってロボットだったね…
このドラえもんの表情も可愛い
七つ道具ならぬ七つしかない秘密道具という『しばり』
オチもいい感じ。
劇中でドラえもんが四次元ポケットを波に流されてしまって7つの道具しか残らず、
「これが七つ道具ってか…」となる。
海賊と言ったら「七つの海」のテッパンフレーズが出てくるのもGOOD。
おしり印のきびだんご
7つしかなくなってしまった貴重なひみつ道具の残りのうちの一つがコチラ。
いつもの桃太郎印のきびだんご(食べさせた者を服従させるひみつ道具)が逆さまになると。
この設定のアイデアはすごいですよね! お尻印って可愛いし❤
七つのひみつ道具しかないうちで一生懸命敵と戦わなきゃけいないという「しばり」が効くのも、いつもチートなのび太くんシリーズでは新鮮で良かったです!!
藤子・F・不二雄先生直筆じゃなくなっても藤子プロ作品として新鮮で面白い作品でした^o^
読み応えアリ!!
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